牛スジカレーとアルバイト

今週はアルバイトの歓送会があったり、近く名古屋に引っ越す事になった友人と会ったりと、別れの飲み会に参加することが多く春らしい感じだった。
土曜日には葱や平吉という店に行き店名からも察する事ができるようネギをたくさん食べた。野菜をそのまま炭火で焼いた黒焼きというのもウリになっているようで、新たまねぎ、下仁田ネギ、たけのこなどを焼いてもらったり。どの野菜も甘みがあっておいしかった。あとシメの葱玉ぞうすいと湯葉とろろごはんもなかなかの美味。この土曜日はこの店に行った以外は家でだらだらと過ごす。
そういえば先日購入したイオンスチーマーを自分でも使ってみたところ、目に見て判かるほどお肌がしっとりするので今後もちょいちょい使わせてもらおうと思う。機械はいい値段するけど運用はわずかな電気と水だけで済むのでよい。
今日は午後からまた料亭の下見なんかをするため、昼食は家で簡単にすます。昨日買ったタラコ焼きそばという変わった麺。タラコパスタとも塩焼きそばともちがう不思議な味だった。
その後夷川邸、粟田山荘、天ぷら吉川とまわる。どのお店も趣きがあり捨てがたいと思った。天ぷら吉川は勤めている会社に非常に近いので、個人的にすごい生活感があって最初は乗り気ではなかったのだけど、いざ中に入ってしまうと雰囲気もがらりと違い、なによりスタッフの方の応対がしっかりしてかつ情に厚い感じで逆に興味がわいてしまった。他の場所に比べて少々こじんまりとした感じだけど、こじんまりとした会食を予定しているので丁度良いのかもしれない。長い料亭巡りももう終り。正規の客として一度も行ったわけでは無いのでえらい半可通になってしまった。ちゃんとした客になって遊べるようになりたいものだ。
帰りに夕食の食材を買いにスーパーへ。この間オフィスで食べたココナッツカレーがおいしかったので再現できないものかとココナッツミルクを探すも、残念ながらこのスーパーには置いていないようで出鼻を挫かれる。精肉コーナーへ行くと無性に牛肉が食べたくなったので、ビーフカレーもいいなと思うもただ作るのでは面白くないので牛スジを購入しトマト缶と共に牛スジトマトカレーを作る。
とはいえ今まで牛スジという食材をまともに扱った事がなかったので、家に帰っていろいろと調べてみるとレシピによっては4時間も煮込んでいるものがあり、夕食が始まるのには日が変わってしまうのかと不安になったりもしたけど、いざ作ってみたら1時間半程度でおいしく食べられた。そこそこ評判だったので再度作る際のメモとして簡単に記録しておく。

  • 沸騰したお湯に牛スジを入れる。
  • アクとか油が出てくるのですくったりする。
  • 流水で洗い流し、血合とかでっかい脂身とか気になるところがあったら取る。なんかぬるま湯の方が脂が落ちていいという話もある。
  • 2回これをくりかえすといいみたいだけど、アクもそんなに出なかったのでスキップ。
  • 上記の作業をしている間に玉葱2個と人参大半分位を切り刻み、オリーブに潰したニンニクを入れて、香りがうつったらたまねぎを入れるといういつものやつをやる。
  • ルウじゃなくてS&Bの赤缶だったので、炒めた玉葱にバターを投入してからカレー粉を大さじ1くらいまぶしたんだけど、牛スジで作ると脂多めになるのでバターは入れなくてよかった。むしろオリーブオイルじゃなくて牛スジの脂の多い部位を炒めて油にすればよかった。
  • 食べやすい大きさに切った牛スジと炒めた玉葱と人参とトマト缶と水と固形スープとあとローリエとかお酒とか入れて煮る。無水鍋で調理したので、最初は水少なめでいいかとトマト缶半分位しか入れなかったけど、結構煮詰まって焦げそうになり何度も水を足したのでトマト缶1個分かもうちょっと多い方がいいかもしれない。
  • あとトマト缶だとちょっとトマト分が多いので、もっとカレーの風味を出したければ200ccのトマトジュース1缶とかでもいいように思う。
  • この辺で煮込みタイムに入るので、さらに色々な牛スジ料理のレシピを眺めたりしてたら牛スジを別鍋で煮込むみたいに書いてあったりしてちょっと不安になる。
  • けど、トマトと玉葱がきっとたんぱく質を柔らかくしてくれるに違いないと根拠の無い事を自分に言いきかせる。
  • それで1時間位煮たら結構油が表面に浮いているので気になってすくったりした。ついでにお肉を食べたら十分柔らかくてこの調子で4時間も煮こんだら殆ど肉が無くなってしまうんじゃないだろうかと思った。
  • 最後に味噌で味を整えて、好みでさらにカレー粉をふったりする。長時間煮込むとスパイシーな香りが飛ぶので最後にも追加で入れるのが好き。あと「味を整える」なんて表現はいざ自分で使ってみると気はずかしい。

こうやって振り返りながら書くと反省点ばっかり目につくので本当においしかったのかと自分の記憶が心配になるけど、おいしかった。はず。あと、よく考えたら先週末もカレーだった。
明日から長く同じチームで仕事をしたアルバイトがいないので寂しくなるな。忙しい時に遅くまでつきあってもらったりとか、僕の苦手な分野をカバーしてもらったりとか、振り替えってみると色々とお世話になった。まだ一ヶ月先と思っていたらあっという間だった。社会の荒波に揉まれて辟易している頃にでも遊びにいきます。また会いましょう。さようなら。