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昨日遅くに映画を見たこともあって就寝時間が遅く、今朝は9時過ぎにベッドを出てリビングでだらだら。
今日は八坂通りの天ぷら屋で昼食をとるという事で、朝ご飯はコーヒー牛乳だけにしてさっさと準備をする。
もう9月だけど連日の猛暑が続いていて、まだ昼前だというのに玄関を開けるとちょっと躊躇するくらいの気温になっていたし、途中やっぱり靴が違うんじゃないかという話になって一度引き返したりしているうちにさっそく汗が流れだしてた。
バスに少し揺られて八坂のあたりに移動、天ぷら屋にいくにはちょっと早いという感じだったので猛暑のなか近くを散策。同じ道を行ったり来たりした後に六道珍皇寺で地獄に通じるという、遠くから見ると岩の上に竹で組んだ蓋が置いてあるだけの井戸を覗いたりしながら時間を潰した後に、打ち水ももうとっくに乾いてしまった玄関を通って天ぷら屋の暖簾をくぐる。
通された部屋は偶然に2年前と同じ部屋。なんだかちょっと久し振りに遊びに来たような感覚で、でもそこそこ不相応に高級感がある部屋に若干緊張しつつ席に座り飲み物を注文。この春の健康診断で肝臓の具合があんまりよくないという事がわかって、ここ5ヶ月近く禁酒をしていたんだけど、折角の日だっていう事もあったのでビールを1本注文してみた。
久しぶりに飲むビールはどんな味がするのだろうか。久しぶりに摂るアルコールはどんな具合なのだろうか。とかなんとか胸を踊らせながら中居さんについでもらった冷たいビールを飲んでみるも、なんか意外に普通にビールという感じだった。
天ぷらはとうもろこしや加茂茄子、ズッキーニや南瓜や茗荷なんかの旬の野菜と、鮎や海老や穴子なんかの魚介。ここのコースはシメの天丼の前に箸休めが入るまでただひたすら天ぷら続きなんだけど、不思議と胃がもたれない。綿実油という油を使っているらしく、その油をつかってネタも1つづつ飽きのこないようにし、粉もよくフルイにかけたものをさっとつけて揚げるというのがコツらしい。
久し振りのビールでフラフラしながら、どこかにカメラでもついているんじゃないかと疑うほど絶妙なタイミングで出てくる天ぷらをパクパク食べていると、あっという間にシメの天丼。以前に来たときはもうちょっとゆっくりしていたような気がしたから、そんなにセッセと食べてしまうほどおなかを空かしてたんだねえと話をしつつ、なんだか頭もボンヤリするし、おなかも膨れるしでビール飲むのはちょっともったいないなかったなと考えたりしてた。
食後にデザートのシャーベットとお茶を頂きながら、庭に水を飲みにきた雀を観察したりして、今度はビールは控えて一つ上のコースにチャレンジしようとか話をしながらおなかを休め、涼しげな庭の風景を惜しみつつ本気の残暑の中を歩いてバス停に。
久しぶりのアルコールのせいかバスの中でうつらうつらしている内に四条烏丸。ここで映画のチケットを購入。開演2時間前だというのに整理番号が73番とかなっていて人気をうかがわせていた。
しばらく時間があったので近くの書店に立ち寄って、最近なぜか興味を持ち出した整体の本なんかをちょっと漁ったりした後に喫茶店へ。
そういえばコーヒーゼリーが食べたい事があったなあなんて事を思いだして、ホットコーヒーにコーヒーゼリーコーヒーゼリーはきっと家で作ってもおいしいだろうなと思った。喫茶店では人の生と死の話に華を咲かせたり、買った本をパラパラ読んでいるうちに時間も近くなったので映画館へ。
昨日映画を観たばかりだというのにもっとたくさん映画が観たいなあという気持ちになってしまって今日も映画。昨日はゾンビランドという作品を観た。ゾンビ映画はどんなに駄作と言われていようが十分楽しめるので大好き。ゾンビランドはよい映画だった。
そして今日はtoiletという作品。家族愛を扱った映画で、みんなで餃子をつくるというシーンでなぜかとても感動してしまった。
幼ない頃に家族で餃子を作るって事が何回かあって、まあよくある光景だろうし他愛の無い事なんだろうけど、家族みんなで料理作ってそれをみんなでおいしく食べるっていうのはなかなかいい経験だったなと思った。
そういう事だったので夕ごはんは当然餃子。駅に近い中華料理店に行ったのだけど、なんだか期待が大きすぎて空回りしてしまった。今度は家で皮から作ってみよう。
家に帰って、うつらうつらしながら本を読んだり、コーヒーゼリーのかわりに牛乳寒天を作ったり、普通に休日の夜を過した後にやっぱりもう数時間で誕生日なんだし日記でも書こうかと思い立ち、せっせと日記を書きながら一つ歳をとる。